今回の旅において一番楽しみにしていた「茶藝館 小慢」での体験コースをご紹介します!
初めての台湾で一番やりたかったActivityは、「茶藝館」での茶藝体験。そして台北市内に数ある茶藝館の中で一番行ってみたいと思った「小慢」で体験コースを受講することができました。
場所は?
MRT淡水信義線の東門駅 出口 から徒歩約18分の、静かな住宅街です。
MRT松山新店線の台電大樓駅からの方が若干近いかもしれませんが、永康街をショッピングがてらぶらぶら歩いていると、あっと言う間に到着してしまいますのでさほど気にならない距離でしょう。
台湾の茶藝って?
台湾のガイドブックを見ると、必ず「茶藝館」についての記述があります。お茶は台湾の人にとって無くてはならない物であり、大切な文化の一つであることがわかります。
作法は、一般的には日本の茶道ほど厳しくなさそうで、取っ掛かりの段階では、観光客でも割とすぐに覚える事ができそうです。(あくまでも、ただお茶を入れて飲むというレベルですよ(o^^o))
よく「あー あのアクロバティックな入れ方をするお茶ね」と思いがちですが、それはちょっと誤解のようです。あれは観光用と言うかパフォーマンスの一つなんですって。
そして、台湾茶を本当に突き詰めるのであれば、茶藝師なる資格があります。 本土中国まで行き、中国語での授業を受け、資格試験に合格という道を辿ること事になるそうです^ ^
普段はコーヒー派のhauですが、せっかくの台湾旅行なのでこの伝統ある茶藝体験は是非とも体験したかったです。
店内の様子
「小慢」の店舗は、オーナーさんが幼少期を過ごしたご自宅をリノベーションしたものです。
どうりでお店と言うより、お友達のお家に行ったような、はたまたおばあちゃん家に行ったような、なんともほっこりさせるような佇まいですが、一方、すごく落ち着いた中に素敵な茶器や茶葉がディスプレイされていておしゃれ感も抜群です。
日本語で書かれた書もありました。
たくさんの種類の茶葉がディスプレイされています。これも全て売り物です。
ラッピングが、すごくおしゃれです。
お茶の特徴や淹れ方は、お店の方が丁寧に説明して下さいます。
早速茶藝体験です
この茶藝体験は、完全予約制です。hauはどうしてもこちらで体験したかったので、日本から前もって予約しておきました。(o^^o)
茶藝体験は1時間で、お値段は1000元となります。日本人の先生が教えてくださるので中国語がわからなhauでも安心です。
この日先生がご用意くださったのが、3種類の茶葉(白茶・高山茶(烏龍茶)・東方美人茶)でした。
かなり大きな鉄瓶に入ったお湯。これを2回分使用したのでかなりお腹がいっぱいになりました。
基本的な手順です。
1.茶壺にお湯を入れて温めます。その後、茶壺のお湯を茶海⇨茶杯に移していきます。(茶壺同様に全ての器を温めておくためです。)
2.茶壺に茶葉を入れます。
3.しばし蒸らして香りを楽しみます。(蒸らしている間に茶杯のお湯を捨てておきます。)
4.お湯を茶海に入れ、茶海からお湯を茶壺に移します。
5.茶壺から茶杯に注ぎます。
この4と5番の順序は、茶葉の開き具合、何煎目かによって変わります。(1煎目が高温で良い場合は、お湯を直接茶壺に注ぐこともあります。)
そしてお茶によって、茶壺も変えます。磁器のものを使用足したり、下のように陶器にしたり。陶器はお茶が沁みて、使えば使うほど自分色になり、風合いが増すそうです。
入れ終えた茶葉を茶壺から出してみると、茶葉ごとにそれぞれ特徴が違っているがよくわかります。
お茶請けも素敵なんです!
今回出していただきましたお茶請け。すごく美味しくて、見た目もいちいち素敵で感動です。
最初にいただきました「豆花」。小慢自家製です。黒蜜スープと生姜で味付けされて体が温まりました。
お次は、木の板に乗せられて出て来たお菓子4種。左から烏龍茶に漬けた梅・緑豆糕・ドライマンゴー・アーモンドクッキーです。
この緑豆糕は、日本で言う所の落雁のようなお菓子です。茶藝館ごとにオリジナルだったり、セレクトされたものだったり、必ずお茶請けとして出て来ますが、今回の旅行中食べた中で一番美味しかったです。「小慢」で購入できたので、お土産に買って帰りました。
これらのお茶請けは、全て「小慢」で購入できるんですよ。
いかがでしたか?台湾でできる、台湾ならではの茶藝体験。とても素晴らしく貴重な経験となりました。1時間程度のものなので、さほど気負わず旅行者にとって丁度良くできると思いますのでおすすめです!
まとめ
「小慢」(シャオマン)
■住所:台北市泰順街16巷39號
■電話:+886 2 2365 0017
■営業時間:10:00〜18:00 (月休)
■facebook : https://www.facebook.com/xiaoman.tea/