突然ですがアユタヤと聞いて皆さんは何を想像しますか?

一般的には、タイの代表的な遺跡とか、必ずツアーに入っている観光地とか、象乗りができるところというのが思い浮かぶかと思います。 

リピーターの方でしたら「あー、あの暑いとこね。」だったり、「ドラマの舞台になったところ。」とか、「川海老が美味しいよね。」そんな回答が帰ってくるのが想像されます。

私も初めてタイに行った時は、お約束の「アユタヤ観光」がツアーに組み込まれていて、行きはバスで帰りはランチクルーズという行程を経験済みです。 その時は、何もわからずただ言われるがままにお寺を巡っていただけなのですが、唯一覚えていることは、「暑ずぎて、もう二度と行かない!」でした。(笑)

このブログでもしつこくタイのドラマ「ブッペーサン二ワート」の話題を出しているので、「またか?」と思われるかと思いますが、このドラマの舞台がアユタヤです。

よりによってもう行かないと思ったアユタヤが舞台のこのドラマにどハマりし、昨年にはその続編がオンエアされ再度どハマりしましたが、タイの古い時代が舞台のため、言葉ももちろん、文化や政治的背景が外国人である私には、見ていて疑問に思うことが多々ありました。 やはりこれはあの暑い現地に行かないといけないのかなと覚悟を決めかけたその時、素敵な出会いがありました。

オタク気質が炸裂

何度も繰り返しドラマを見ていると、徐々に会話の内容や政治的背景が聞き取れるようになるにはなるのですが、どうしても細かい部分が理解できません。

そんな時見つけた救世主!私の疑問をほぼ解決してくれたYoutuberの方2名です。ともに歴史を丁寧にわかりやく解説してくれるものでした。

(1)HOY APISAK OFFICIAL

フォロワー数:29万人  ジャンル:タイの歴史

タイの名門校チュラロンコン大学を卒業され、歌手であり作曲家でもあるHOY APISAKさんが運営されています。ここで扱われている歴史の解説は、さまざまな文献をもとにHOYさんの丁寧でわかりやすい言葉で解説されており、その引用元も紹介してくれるので、信憑性があると言いますか大変信頼できる印象です。

面白いのは、引用元の文献を読み上げるときになぜかエコーがかかります。このタイミングが絶妙すぎて、毎回いつエコーが出てくるか楽しみになります。 また歌手だけあって、声も良く、発音が綺麗なのでタイ語のヒヤリングの勉強にもなります。

この方のYoutubeを見ていると、自分のオタク気質が炸裂します。ここで紹介される文献は今も書店で購入可能なものも多く、面白おかしく説明するのでつい読みたくなってしまうんです。

で、どうしたかと言いますと今回の渡タイ時に、よせばいいのに、絶対読めるわけないのに欲しくなって購入しました。 今は部屋に飾ってあります。(笑)

Simon de la Loubère

買って後悔するくらい重い約600ページのすごく分厚い書籍です。丁度「ブッペーサン二ワート」の舞台となった時代に、実際にタイ(当時:シャム王国)に来たフランス人サイモン ド ラルベーが3か月の滞在期間中に書き上げた、当時のアユタヤの記録です。

何がすごいって、シャム王国の地理的位置から、気候・農作物の種類、市民の生活、階級別の生活や趣味趣向、夫婦間のあり方、政治、税金から教育と大変細かいことが図や絵とともに記載されています。

この本の内容をもとに作られたYoutubeの回を見ると、本当に目から鱗。ドラマの内容だけでなく、調度品の意味等細部まで理解することができるようになりました。 この2つが合わさるとまさに神です。

そしてアユタヤにはこの本のタイトルが店名になったかわいいカフェもあるんですよ。

facebookより引用

https://www.facebook.com/@lalouberecafe/

17 หมู่ที่ 2 ต.ประตูชัย อ.พระนครศรีอยุธยา, Ayutthaya, Thailand, 1300

+66 82 551 9786

(2)Point of View

フォロワー数:327万人  ジャンル:タイの歴史、世界の歴史、世界情勢

こちらはフォロワー数驚異の300万人越え。HOYさん同様タイの名門チュラロンコン大学を卒業された才媛で、かわいいイラストのアニメーションを挟みながら解説をしてくれます。

テーマはその時の世界情勢に合わせてタイのみならず世界各国の政治や歴史を扱うのでただただ関心してしまします。私は自分に興味のあるドラマ関連の回しか見ないのですが、HOYさんと比べてドラマの内容に沿った解説や、ドラマと実際の歴史の比較もやってくれるので大変勉強になります。

唯一の欠点と言いますか残念な部分は、めちゃくちゃ早口!全く耳がついていきません。まあこれは自分が悪いのですが、とにかく早い。

それだけ彼女の頭の回転の速さが際立ち、自分の残念さが身に沁みます(涙)

そしてアユタヤに行きたくなった

先のお二人のおかげで益々歴史的に重要な場所であることがわかり、大好きなドラマの理解度も格段に上がったわけですから、やはり再訪したくなるわけでして。

来年の渡タイ時には、当初の悪い印象を打破できるといいなと思いながらアユタヤ行きの計画を立てております。

やはり一番行きたいところは、寺院ではなくて「ラルベーカフェ」かな(笑)

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