2024.8月の渡タイで宿泊したマリオット系のブティックホテル「MADI PAIDI Autograph Collection Bangkok」をご紹介します。
今回の旅の一番の目的と言っても過言ではない、このホテルの宿泊。インスタグラムで見かけて一目惚れし、客室数も少ないことから急いで予約を入れました。
オープンは2021年の9月とまだ1年の新しいホテルですので、タクシーの運転手さんに言っても「???」とされるレベル。しかしながら割とわかりやすいところに建っているので説明にさほど労力は使いません。
▪️場所は?
BTSトンロー駅から徒歩約5分。スクンビットソイ53から少し入ったところにあります。
客室数わずか53室、9階建(9階はプールとフィットネスルーム)のこじんまりとしたブティックホテルですので一瞬通り過ぎそうになります。
ホテルの至る所にタイを感じさせるオブジェやプロダクトが飾られていました。
▪️ロビーはとても小さいけどホスピタリティに溢れていました
車寄せにタクシーで乗り付けるとすぐに中からベルボーイが笑顔で出てきました。ユニホームに真っ白なスニーカー姿。スニーカーなのにカジュアルな印象はなく、むしろ都会的なセンスを感じました。
ロビーは数人が腰掛けられる程度の椅子が置いてあるだけ。フロントデスクも三人並んだらいっぱいになるほど小さいものです。
すぐに併設されているレストラン、と言ってもロビーと繋がっているのでロビーとでも言いましょうか、そちらのソファーでチェックインの手続きを行いました。
▪️ルームキーも素敵すぎる
いちいち大騒ぎしてすみません💦 だってルームキーもかわいいんですもの。しかも革のキーホルダーは宿泊者全員にプレゼントされるものです。
ホテルのコンセプトでもある、タイの昔から伝わる「幸運の印」を形どったものだそうです。バックにでもつけようかと思っていましたが、落としたら嫌なので家に飾ってあります。
スーツケースは後でベルボーイが届けて来れます。私はフロント係のかわいい女性と一緒にお部屋まで行きます。 途中途中で、ホテル内の設備やオブジェの説明をしてくれました。
▪️MADI PAIDIの意味
そう言えば、「MADI PAIDI」ってどういう意味なんだろうと思いませんか? ローマ字で書かれると一体何のことを言っているのかわからなかったのですが、よく考えるとタイ語だったんですよね。
各階にある壁面の絵。エレベーターから降りるとまず見えるのがこの白い絵。いらっしゃいませを意味する「MADI(มาดื)」
そして部屋から出てエレベーターに乗る時に見える黒い絵。行ってらっしゃいを意味する「PAIDI(ไปดื)」
お部屋に案内してくださる時にこのように説明してくれました。
▪️早速ルームツアーを始めます
今回のお部屋は一番スタンダードなレベル「TOPAZ SUPERIOR」33平米のお部屋です。こちらのホテルはそれぞれのお部屋ごとにコンセプトカラー(ブルー、グリーン、イエロー)があり、インテリアはそのコンセプトカラーが使われています。 このお部屋はイエローでした。
正面の鏡の後ろにはセーフティーボックスと引き出しがあります。
ドアを入ると正面に洗面所があります。洗面所の右側にTOTOの自動式のウォシュレット、真ん中に洗面台があり、左側にシャワーとバスタブがあります。
バスローブはすごーくふかふかした肌触りで気持ちよかったのですが、着ると暑い💦
アメニティーは一通り揃っています。一番嬉しかったのが、シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーローションがタイのアロマブランド「erb」の物だったこと。
珍しいものもありました。歯磨き粉がタブレットになっています。タブレットを噛んで歯ブラシでこすると泡が出てきて普通の歯磨き粉になるんです。
初めての体験で物珍しく、持参の歯磨き粉ではなく毎日こちらを使っておりました(笑)
そして左に曲がり通路を歩いて部屋の中に入ります。通路の右側には小さなバーコーナーとクローゼットがありました。
クローゼットは小型のスーツケースくらいでしたら広げて入れられるレベルの大きさです。
一つだけ難点がありました。大きなスーツケースを置く台がないこと。閉じればスーツケースごとクローゼットに入るには入るのですが、中身を全部クローゼットに収めるわけでもない場合、どーしたらいいの??となりました。
大きめのクローゼットには、アイロンも完備されていました。
スリッパもありました。すごくしっかりとした物でしたので、滞在中ずっと壊れることもなく履き続けることができました。 使い捨てには勿体ないくらいのものでした。
サービスのお茶はヤワラーにお店のある「Chaidim」のティーバックが3種類ありました。
この「Lemongrass pandan butterfly pea tea」のお茶が一番好みでした。タイの代表的フレーバーがてんこ盛りですよね(笑)
冷蔵庫には最低限のものだけ入っています。
お部屋の中で一番気に入ったのがここ。適度な硬さのソファーと高さが絶妙なテーブル。外から帰ってきてまずここに座ってホッとする時間が癒しでした。窓から見える景色も「あータイにいるんだ」と思わせてくれるものでした。
▪️Don’t Disturb とClean up please ドアサイン
ホテルのカラーが顕著に現れる「Don’t Disturb」とお掃除をお願いするドアサイン。
今まで行ったホテルで感動したのは、チェンマイにあった「Chedi」というホテルのドアサインです。木製の一見何に使うのかわからないくらい素敵な飾りのようなドアサインでした。
ホテルの売店でも販売されていて1組購入したのですが、もっと買ってくれば良かったと今でも残念に思います。
こちらのホテルもそれに近い個性的なドアサインです。
こういう細かいところにもこだわった所が気に入ってます。
▪️屋上プールが気持ちいい
小さいながらプールもちゃんとあります。屋上なので、お天気の良い日はすごく気持ち良いです。日焼けしたくない人にはちょっときついかもしれません(笑)
ルーフトップバーやプールサイドバーを期待する人には残念ながらこちらのホテルにはありません。しかしながらバンコクのど真ん中にいながらにして、ゆったりと静かに過ごすには大変向いていると思います。
水深は大人向け。一番浅いところでも60cm位ありました。小さいお子さんが一人で入るのは難しいかなと思います。
食べて?いや飲んでばっかりでしたので、プールで気休めの運動をしました。 この日は誰もいなかったので貸切状態。平泳で往復したり、プール内をぐるぐるウォーキングしたりとやりたい放題満喫しました。
屋上プールからBTSが走っているのが見えます。 隣にみえるの空き地のような場所、地図を見ると学校となっていたのですが校舎が見えなかったです。
ここが空き地だとして、今後もし大きなホテルが建ったら、このホテルの価値下がってしまうだろうなと要らぬ心配をしてしまいました。
▪️レストランは1箇所「Ekka Luck」
こちらのホテルはレストラン兼バーが1箇所だけとなっております。1階なのでバンコクによくあるルーフトップバーはありません。
朝食もこちらのレストランで提供されますが、さすがMarriott系だけあり、ビュッフェの種類が豊富です。特にパンの種類がすごい!
ビュッフェで色々選んでいると、レストランスタッフが声をかけてくれます。驚くことに名前で呼ばれるんです。小規模なホテルだからか、スタッフはお客さんの名前と顔を覚えているようでした。びっくり!
そして素敵なフルーツプレートを作ってテーブルまで持ってきてくれました。
卵料理はメニューから選びます。スタッフオススメの「ガイチアオ」にしました。
たくさん写真を撮ったつもりが全然撮れていませんね。
種類がありすぎて結局あまり食べれないという結果になりました💦
▪️スタッフのホスピタリティーに感動
別にこちらのホテルの回し者ではありませんよ! ただただ感動したのでご紹介しているだけです。(笑)ちょうど一番暑い時間にお出かけしようとロビーまで行くと、朝食でお世話になったスタッフに声をかけられました。
「どこ行くのですか?」「ショッピングに行くんです」と他愛ない会話をし、出ようとした時にレストランから別のスタッフがドリンクを持って現れました。
「外は暑いので、良かったらこちらをお持ちください。」と。
手書きのメッセージ入りのドリンクは、とても美味しくて、何よりも心がほっこり癒されました。
▪️まとめ
素敵な体験をさせてくれたこちらのホテルは、agodaで予約を入れました。おひとり様でしたので正直「高いな〜」と感じたのですが、それ以上に良い滞在ができましたので大変満足しています。
強いてあげるならば、バンコクの中心部サイアムエリアや川沿いエリアで遊ぶことが多い場合、トンローという場所が少し遠いと感じました。
都会のど真ん中の喧騒から少し距離を置きたいけれど、それなりに便利の良い場所も捨てがたいという方にはとても気に入るのではないかと思います。
皆様のホテル選びのご参考になれば嬉しいです、
住所:22 Soi Sukhumvit 53, Sukhumvit Road, North Klongtan, Wattana Sukhumvit Road, Bangkok 10110 Thailand
HP : https://www.marriott.com/ja/reservation/rateListMenu.mi?dclid=CLflz6yInYkDFV9FwgUdNYEBzA