2007年世界中で争奪戦が繰り広げられたアニヤ ハインドマーチのエコバック「I’m not a plastic bag」をご存知でしょうか?
ロンドン発のブランド「アニヤ ハインドマーチ」から販売されたエコバック。スーパーやコンビニで入れてくれるプラスチックバックに疑問を投げかけ、布のエコバックを持ちましょうというコンセプトで販売されました。
アニヤ ハインドマーチが通常販売しているバックに比べかなり低価格であったこと、ハリウッドスターやモデルが皆持っていたこと、個数限定販売ということで更に拍車がかかり、各国で強奪事件が勃発したり、高額転売が発生したりと社会問題にもなりました。
ここ日本でも一部の百貨店と直営店のみで販売されたことで、徹夜組が出たり、電話による先着販売には電話がパンクする等、やはり大変な騒ぎになったのを覚えています。
あまりにも世界中でこのバック入手を巡る事件が多発したため、本来ブランドが発信したかった問題提起がおざなりになってしまったように感じましたが、それでも本国イギリスではプラスチックバッグ(レジ袋)をめぐる議論を加速させることとなり、その結果としてレジ袋の有料化へとつながったそうです。
2020年 「I am a Plastic bag」が発売されます
あれから約13年、アニヤ ハインドマーチから「I am a Plastic Bag」が販売されたとの情報をゲットしました。
いまだ減ることの無いプラスチック。地球上には80億トンものプラスチックがあると言われていますが、いますぐそれらを無くすことは現時点では到底無理です。
そこでアニヤ ハインドマーチでは、そのプラスチックを使いバックを作る事により、少しでも地球上のプラスチックを減らし環境問題と向き合おうとこの商品を開発したそうです。
以下アニヤ ハインドマーチのサイトの記述をご紹介します。
地球上には80億トンのプラスティックがあるといわれますが、それを捨てようとしても、そんな場所は存在しないのです。
小さな一歩かもしれませんが、すでにあるものを再利用することから『I AM A Plastic Bag』コレクションは生まれました。
新たに開発したコットン・キャンバスを思わせる風合いのファブリックを用いたバッグ1つが、500ccのペットボトル32本を再利用することで生まれます。
ファブリックの表面は、自動車などのフロントガラスをリサイクルした素材でコーティングを施し、長く使っていただけるデザインを採用しました。
本国イギリスのオンラインショップでは、数種類の販売予定品のうち、一部のサイズのものが既に先行販売されているようですが、大変人気のためウェイティングの状態となっていました。
日本ではこの4月下旬から販売の予定だったようですが、延期となっております。
「I am a Plastic Bag」のシグネチャーはトートバック。大小2種類のサイズにそれぞれ赤と黒の2色が用意されています。
大は695£、小は650£となっており、前回のエコバックの時よりお値段が高くなっているため、購入に際して行列になったりすることはないと思いますが、それでも本国では6月下旬まで手に入らないところを考えると、日本でも争奪戦になりそうな予感です。
まとめ
2年間を費やして生まれた今年の『I AM A Plastic Bag』。地球全体が今大変な時期だからこそ、少しでもできることをしたらいいかなと思いました。
日本ではまだ発売日が決定していませんが、イギリスのオフィシャルオンラインショップでは、Pre-orderやWaitingをかけることが可能です。
気になる方はぜひオフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね!
イギリス:
日本 :